こんにちは。今回の記事を担当するFeelsです。
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著者:Feelsさま
ブログ:PRESS:SELECT
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最近ようやく、憧れのゲーミングPCを組むことができたのですが・・・
PCパーツの値動きが激しすぎてかなり悩むことになってしまいました。
この記事では、
- 自作PCをできるだけ安く組みたい
- PCパーツの値動きが不安
という人向けに、実際にPCを組んだ筆者がパーツを買うタイミングを解説します。
PCパーツは値動きする
PCパーツの値段は日々変動します。急に安くなることもあれば、一気に高騰することもあったり。
BTOパソコンと違って、自作PCは各パーツごとに買うタイミングを選べますから、できるだけ安い時に買いたいですよね。
ですが、「もっと安くなるだろう」と言って買わずにいると、急に高騰して損することもあるので注意が必要です。
今はビットコインで高騰
特に現在(2021年2月)は、グラフィックボードやメモリ、高性能CPUが高くなっています。
それどころか、グラボに至っては売り切れが続出し、「あるだけマシ」という悲惨な状態です。
最新グラボである3060Tiや3070は完全に姿を消し、コスパの低い上位品しか残っていません。
高騰の理由は、ビットコイン価格の急上昇です。
ビットコインには「マイニング」という制度があり、PCに高速処理をさせることでビットコインを無料で得ることができるのです。
それで稼ぎたい業者がグラボやメモリを買い占めているので、パーツ価格は上がるばかりです。
原則:価格が落ち着いたら買う
そのような値動きに対応するための原則は「価格が落ち着いていたら買う」です。
発売直後~数ヶ月の間は、基本的に値段が高く、それが過ぎると値段は落ち着きます。
そうなったら、さっさと欲しいパーツを買ってしまうのが無難です。
一気に買うと損する
「組みたい時に、一気にパーツを買えば良い」という考え方もありますが、それだと損します。
ビットコイン等の大きな事件が無くても、在庫状況や企業広告などの影響で値段は常に変動するからです。
やはり、各パーツをそれぞれの最安値で買うことを目指すほうがお得なのです。
実際に、ビットコインのマイニングには関係のないゲーミングモニターの中にも、最近3千円値上がりしたものがあります。
おそらく在庫状況の影響かとは思いますが、これを予測するのは至難の業です。(というか「中の人」じゃないと無理です)
Keepaを導入しよう
PCパーツの値動きを追うのに役立つのが「Keepa」というツールです。
Chromeの拡張機能で、ここからインストールできます。
上の画像は、「Ryzen 5 2700」の価格変化です。
最安値は23,978円でしたが、それから1ヶ月間で売り切れになってしまったことなどがわかります。
これを見て、「これまでの最安値」とほぼ同額なら即買いしましょう。最安値更新を狙うと、逆に高騰しがちです。
型落ちを狙うのは注意
新商品が発売されれば、既存モデルが型落ちします。
例)Ryzen 3700Xが出れば2700や2700Xは型落ちするし、RTX 3070が出ればRTX 2070 Superは型落ちします
ですが、自分の欲しいパーツが型落ちしても、安く手に入るかは全くの別問題なのです。
安くならない・あるいは手に入らない理由はこんな感じです。
- 店頭販売に回されてネット在庫が切れる
- 即売り切れになって手に入らない
- 新商品との「棲み分け」ができてしまう
店頭販売されたら手に入れにくい
筆者は、3070登場で型落ちした2070Sをドスパラ店頭で見かけたこともあります。それは51,000円でした。
PCパーツショップは、店頭に人を呼ぶために、おトクな商品を店頭で売ることがあります。
そうなると、特に地方に住む人や忙しい人にとっては手に入れにくくなってしまいます。
即売り切れの場合も
最近では、3060Tiの登場で型落ちした2060Sが良い例です。
2060Sの値段が下がり切る前に、ビットコイン高騰により業者の買い占めが発生し、市場から2060Sが消えたのです。
型落ち→値下げを待ちすぎると、このような予想外のことが起こって手に入らないこともあります。
新商品と棲み分けができると?
これが起こると、旧製品がそもそも型落ちしなくなってしまいます。
最近だと、Ryzen 5 5600X(新商品)と3700、3600(旧製品)の関係に見られます。
Ryzen 5 3600が出た時は、2700の価格は順当に下がったので、これもなかなか予測することが難しいです。
市場関係者などでない限りは、「価格が落ち着いたら買う」の原則を守るのが無難です。
まとめ
- 「落ち着いたら買う」の原則を守ろう
- 一気にパーツを揃えると損する
- Chrome拡張機能「Keepa」を使おう
- 型落ちを狙うのは危険
筆者は、ビットコインの影響で高くなったパーツを買うことになり、7千円も損しました。
みなさんは、筆者のように損することなく、賢く買い物しましょう・・・